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古市左京
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家族
Lyricist:亀田真二郎、Yu (vague) Composer:Yu(vague)
十七、八の頃…荒れに荒れて 毎日ケンカに明け暮れた 女手一つで育ててくれた母親に心配ばかりかけていた そんな自分を見られるのが恥ずかしくて 大好きだった劇団にも顔を出さなくなっていった…
「ろくでもない知り合いのツテで、ヤクザの下っ端みたいな仕事を 始めた俺は、仕事を見つけたと母親にウソをついた。せめてもの親孝行の つもりで毎月家に金を入れたが、汚い仕事をしてる後ろめたさも、 ずっと感じてたままだった。 銀泉会の会長に会ったのは、そんな時だ…」
「…しつけえんだよ!」 「金返せコラ!」 「おい」
Find more lyrics at ※ Mojim.com 「おい、わけえの…おめえさん、どうしてそんなに金がいるんだい」
「ズブ濡れで体中痛くて頭も回ってなかった。朦朧とする意識の中で、 俺は自分の身の上を話した。母親に心配ばかりかけて生きてきたこと… 親孝行のために汚い仕事をしていること…そんな自分が後ろめたいこと… 洗いざらい全部な」
「…気に入った。拾ってやるからうちに来い。 うちは義理人情を重んじる古い組だ。まっとうなヤクザの稼ぎ方、 てめえに教えてやる。…今日からおめえは、俺達の家族だ」
家族に背を向けて 生きてきた俺には その言葉がやけに懐かしく思えた あの通り雨が 引き合わせてくれた 「家族」と呼べる存在が増えた夜
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